2008年10月29日水曜日

浅草と村山市を結ぶ大わらじ奉納












こんにちは、皆さんお元気ですか?

秋も深まり、りんごと共に東北のほうでは山々も一日一日紅葉の色合いが深まっているとの便りが届きました。蔵王や山寺…飛んでいきたくなりますね。そんな中、10月26日、バス16台と新幹線の臨時列車を仕立てて大勢の村山市の方達が、楯岡荒町の人達と共に浅草浅草寺に大きなわらじを奉納に上京したのです。大わらじ奉納は、昭和16年村山市出身の衆議院議員故松岡俊三氏が雪害解決と護国の象徴として納めたのが始まりだそうです。また、村山市出身の彫刻家村岡久作氏が宝蔵門復元時に仁王像(吽像)を彫ったのを記念して、その後、ほぼ10年に1度の割合で、山形県村山市荒町の人達が藁を得るために苗床つくりからで2年がかりの作業で2500キロの藁で大わらじ1対を編み、奉納しているそうです。10年に1回の大わらじ奉納、普段でも大変な人出なのに、特に7回目の今年は浅草寺本堂落慶50年の大祭中で、この日は特に大賑わいでした。大わらじのお練り行列は伝法院を出発し、大通りを、雷門、仲見世どおりを通って宝蔵門まで続きました。重さ確か500キロぐらいと聞きましたが、担ぐ人達は汗をかいていました。お神輿ワッショイとは違って、静かな「大わらじ」様のお練りでしたが、その大きさにはあのガリバーもびっくりです。が、宝蔵門に収まった大わらじを写真で見ると、さほど大きく感じません。浅草見物のさいは、実物を是非確かめてみてください。本当は大きいのですよ。沢山の一連の写真ですが、楽しんで下さい。この重い一対の大わらじの運搬料金はどのぐらいだと思いますか?台座に載せて、寝かせて、片方で幅1.5メートル、長さ4.5メートルの大きさ…見当がつきますか?運送会社の関係者に聞いた話ですと、神がかりのお品なので、畏れ多くてお代は頂けないのですが、ただと言うわけにはいかないので、1円とかご縁の世界ですって。「有り難うございます。」楯岡出身の富本は嬉しい一日でした。

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